大分県道680号
ホーム停車場のない停車場線
◆概要
●路線名:田野宝泉寺停車場線
●所在地:大分県九重町
●旧鉄道路線名・旧駅名:国鉄宮原線 宝泉寺駅
●鉄道廃止日:1984年12月1日
●撮影日:2003年4月28日
◆写真紹介
[1]
九重町田野付近の県道40号から見た旧宝泉寺駅方面に向かう県道680号。旧宝泉寺駅までは、ここから約10kmの道のりである。
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[2]
九重町栃木付近から旧宝泉寺駅方面を展望する。写真下方でヘアピンカーブを描いている道が県道680号である。
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[3]
[2]のヘアピンカーブ直前の県道680号を撮影。田園地帯を行くローカル県道で、交通量は少ない。
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[4]
国道387号と合流後、数百mほど国道を玖珠町方面に走ったところに宝泉寺駅跡があった。写真右側の築堤上を国道387号が走っており、写真左側の道路は旧国道387号である。近くの電気屋のおばちゃんによると、昔の線路は右側の築堤上を通っており、鉄道廃止後に廃線跡に覆い被さるようにして国道バイパス(現国道)が建設されたとのこと。ということは、少なくとも鉄道の現役時代は左側の道路が国道387号だったことになる。
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[5]
[4]の築堤を正面から見る。おばちゃんによると、写真中央の地下通路は、鉄道の現役時代に駅舎からホームへ上がるときに使われていたもので、国道バイパスが開通した現在、現役時代を偲ぶ唯一の建造物とのこと。現在は、この地下通路を進むと、築堤上の国道脇に申し訳程度に造られた小公園に出る。
 
[6]
駅跡の片隅に保存されている腕木式の信号機。
 
[7]
駅跡付近の現国道387号。昔の線路はここを走っていた。写真中央右寄りに見えるのが、地下通路から通じている小公園。また、写真右側に写っている「宝泉寺観光物産館」は、廃線後に鉄道資料館も兼ねて建てられたようだが、現在は閉鎖されている。
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ホーム停車場のない停車場線