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◆概要 |
●路線名:縄瀬停車場線 | |
●所在地:鹿児島県有明町(現・志布志市) | |
●旧鉄道路線名・旧駅名:国鉄志布志線 伊崎田駅 | |
●鉄道廃止日:1987年3月28日 | |
●撮影日:2003年5月4日 |
◆写真紹介 |
[1] 県道63号から見た県道504号の入口。県道504号にはすぐ近くに2車線の曽於広域農道が平行しているため、入口に標識類は一切なく、広域農道の裏道といった雰囲気である。 |
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[2] 県道63号交点から約200m進んだところで、曽於広域農道と交差する。もちろん優先道路は広域農道で、こちらは一時停止。縄瀬方面に向かう県道504号としては実質的にここがスタートといってもよいのだが、やはり標識類は立っていない。 |
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[3] 広域農道を過ぎると沿道に人家もなくなり、県道かどうか判然としないこともさることながら、駅へのアプローチ路という雰囲気も全くない。そんな中、広域農道から数百mの地点で、いきなり約100mのみ部分的に2車線に改良された区間が出現。ようやく県道の片鱗を見せたと解釈すべきなのだろうか。 |
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[4] 再び1.5車線となった寂しい道をさらに進むと、突然、前方に白い建物が姿を現した。近づいてみると、建物には「有明町鉄道記念公園」の看板が掲げられている。周囲はおよそ駅の立地条件とはかけ離れたシチュエーションなのだが、どうやらここが駅跡のようである。 (写真拡大) |
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[5] 白い建物は実は昔の駅舎で、駅舎内は驚くほど現役時の状態が良好に保存されていた。中でも目をひいたのが写真右側に写っている「荷物標準到着日数表」で、札幌7日、仙台5日など、今では考えられない数字が並んでいる。また、窓口のガラスに貼ってある「トクトクきっぷ うりば」のシールの存在も、最近ありがちな「昔の再現物」と違って非常にリアルである。なお、事務室内のマネキンは、「駅員のいる風景で保存」という主旨で置いたことは理解できるのだが、個人的には不気味以外の何ものでもなく、ないほうがいいような気がする。 (写真拡大) |
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[6] 駅舎入口から改札口を見る。昔ながらの黒色の発車時刻表が懐かしい。 (写真拡大) |
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[7] 改札口から外に出ると、ホームもちゃんと残っていた。志布志方面の線路跡はダート道となって続いている。 |
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[8] 一方、都城方面の線路跡は、県道504号からそのまま続く2車線の有明町道に飲み込まれている。町道の傍らには錆びついた腕木式の信号機が立ったままだった。 |
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[補足] 事務室内に掲げられていた駅の概要によると、「大正14年3月30日 縄瀬駅として開業」、「昭和34年10月1日 伊崎田駅に改称」とあり、県道504号の路線名は、駅名改称後も開業時の駅名をそのまま使っていることが分かった。 |
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