青森県道274号
ホーム停車場のない停車場線
◆概要
●路線名:陸奥関根停車場線
●所在地:青森県むつ市
●旧鉄道路線名・旧駅名:下北交通 陸奥関根駅
●鉄道廃止日:2001年4月1日
●撮影日:2004年9月1日
◆写真紹介
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鉄道廃止後3年以上が経つというのに、国道279号沿いにはまだ「むつ関根駅」と記された案内標識が立ったままだった。ただ、県道274号を示す標識類はないので、皮肉にも274号入口の手掛かりとなる唯一の存在になっている。なお、実際に県道274号が分岐しているのは、数十m先の青色の看板付近である。
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国道279号から県道274号に入ってすぐの地点。民家の垣根の間に1.5車線路が延びる。
 
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約100m進むと、左手に「大日寺」が建っている。本堂の赤い屋根が印象的である。
 
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さらに約100m進むと、駅跡らしき砂利の広場が見えてきた。
 
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その広場の直前左手にあったのが、閉鎖された「陸奥関根郵便局」の建物。付近には民家がポツリポツリと建っている程度で、以前はこの郵便局が唯一、駅前を象徴するような存在だったのではないだろうか。
 
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続いて旧駅前広場をのぞく。駅舎は既に撤去され、1台の自転車が寂しく放置されているのみ。
 
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しかし、広場の先には、夏草に覆われながらもホームが健在であった。
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県道274号を再び国道まで戻ると、国道沿いに新しい「陸奥関根郵便局」の建物を見つけた。郵便局の立地がそれぞれの時代の交通の主役(昔の鉄道、現代の道路)を如実に示している例と言えよう。

ホーム停車場のない停車場線