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◆概要 |
●路線名:北一色三河広瀬停車場線 | |
●所在地:愛知県豊田市 | |
●旧鉄道路線名・旧駅名:名古屋鉄道 三河広瀬駅 | |
●鉄道廃止日:2004年4月1日 | |
●撮影日:2006年1月28日 | |
※愛知県道350号は、名鉄三河広瀬駅廃止に伴う措置として、2007年4月、路線名が「北一色東広瀬線」に変更されました。 |
◆写真紹介 |
[1] 愛知県道350号は、豊田市北一色の県道33号交点を起点とし、豊田市東広瀬町の旧三河広瀬駅を終点とする延長約9kmの県道である。三河広瀬駅は名鉄三河線にあった駅で、2004年4月1日、猿投〜西中金間の廃止とともに廃駅となった。実は三河広瀬駅には現役時代の2003年6月に訪れており、廃止後2年近く経た駅跡を見ることも今回の目的である。 起点の県道33号交点から旧三河広瀬駅に向けて走行を開始する。 |
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[2] まずは2車線でスタートするが、交通量は少ない。沿道には長閑な田園風景が広がる。 |
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[3] 国道419号交点が近づくと、1.5車線の未整備区間が姿を現す。 |
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[4] 国道419号と数百m重用した後、県道350号は再び単独区間へ。国道419号上の案内標識には、県道350号の行先が表示されていない。 (写真拡大) |
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[5] 国道419号交点以南は概ね2車線であるが、やはり交通量は少ない。 |
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[6] 県道11号交点まで走ると、いよいよ終点は近い。手前の案内標識内には、またも350号の行先表示はない。実は鉄道現役時代には、行先表示がズバリ「三河広瀬駅」となっており、鉄道廃止とともに消されたのだろう。ただ、この先、350号は他県道(355号)に接続しており、何らかの行先表示があってもよい気がする。 (写真拡大) |
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[7] 県道11号交点を過ぎると、すぐに矢作川を広梅橋で渡る。比較的近年に架け替えられたようで、照明のデザインも洗練されているが、ロケーション的に周囲の風景から少し浮いている感じは否めない。 |
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[8] 広梅橋から約100mで県道355号に突き当たる。350号は右折で、短いながら355号との重用区間になる。 |
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[9] 右折後、すぐに道路右手に現れたのは、かつての三河広瀬駅舎(写真右側の建物)。取り壊された可能性が高いと思っていたが、しっかりと健在であった。350号は直進の355号と分かれて再び右折となり旧駅舎へと向かう。 |
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[10] 旧駅舎への最後のストレート。道路左手に建っているのは旅館であり、かつてはいわゆる「駅前旅館」だった訳だが、こんなローカル駅に駅前旅館があったこと自体、驚きを禁じえない。 |
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[11] 単なる路地のように見える旧駅舎へのストレート路であるが、県道である証として用地界のプレートがちゃんと埋め込まれていた。 |
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[12] 県道終点に立ち、旧駅舎を眺める。駅舎は見るからに老朽化しているが、実は現役時代からこのような状態であり、廃止後2年近く残っていたこと自体、奇跡と言えるかもしれない。 (写真拡大) |
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[13] 旧駅舎内の様子。現役末期の頃はもちろん無人化されており、3年前の現役時代も出札窓口のシャッターは閉まっていた。 |
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[14] 改札右手の待合室。建物外観とは対照的に比較的整然としている。 |
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[15] 改札口を出ると、ホームばかりでなく線路も健在。 |
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[16] 廃止後2年近く、三河広瀬駅跡はまだ十分に現役時代の雰囲気を残していた。しかし駅舎の老朽化を考えると、この光景もそう長くは続かないような気がする。 (写真拡大) |
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◆付記 | |
[17] 現役時代末期の三河広瀬駅舎。既に廃駅舎の雰囲気が漂っていた。 (写真拡大) [2003年6月撮影] |
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[18] 三河広瀬駅に停車する猿投行のディーゼルカー。[16]の写真とほぼ同じアングル。 (写真拡大) [2003年6月撮影] |
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