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◆概要 |
●路線名:長崎本浦線 | |
●島名:佐柳島(さなぎしま) | |
●所在地:香川県多度津町 | |
●撮影日:2003年10月11日 |
◆写真紹介 |
[1] 多度津港を6:55に出港した三洋汽船「新なぎさ」は、約1時間かけて佐柳島の長崎港に到着した。瀬戸内海の島々を眺める船旅としては程よい所要時間である。 |
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[2] 佐柳島は、多度津沖約15kmの瀬戸内海上に浮かぶ周囲約6kmの小島である。集落は島北端の長崎と島南端の本浦に分かれており、その2つの集落を島の東岸に沿って結んでいるのがここで紹介する県道260号である。今回は、延長約3kmの県道を長崎集落から本浦集落まで歩き、本浦港10:00発のフェリーに乗船という行程である。 |
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[3] 道路地図によると、県道260号は長崎集落の北端から始まるように記載されているので、長崎港からまずは集落内の路地を北に向かって歩く。すると、2〜3分歩いたところで路地は護岸堤防に突き当たった。この写真は、堤防に突き当たった地点で、歩いてきた路地を振り返って撮影したものである。残念ながら県道起点を示すようなものは見当たらないが、ここから本浦集落に向けて南下を開始することにする。 |
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[4] 堤防から少し南下すると、路地が少し広くなったところに「池大明神」の鳥居が建っている。県道起点にはふさわしい場所のような気もするが、やはり県道を示す物証はない。 |
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[5] 狭い路地を抜け、再び長崎港に戻ってきた。どこが道路か分かりにくいが、右側の民家に面した方が道路で、海に面した左半分は恐らく港湾区域である。 |
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[6] 長崎港を過ぎると家並も途絶え、海沿いの一本道区間が始まる。道路は1.5車線幅で、ようやく県道らしい姿になった。 |
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[7] 長崎港から約5分歩くと、道路工事現場に差し掛かったが、そこでようやく県道を示す物証が出現した。工事看板の工事名欄にある「県道長崎本浦線道路維持修繕工事」という記述である。県道標識等がないような区間では、このような工事看板でも貴重な存在である。 (写真拡大) |
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[8] 工事現場からさらに約5分歩いたところに廃校が現れた。こぢんまりとした木造校舎が海に面して建っていて、いかにも「島の学校」という雰囲気である。 |
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[9] 校舎自体は意外にも良好な状態に保たれており、一見、現役ではないかと思えるほどである。 |
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[10] 校舎を貫通する廊下の向こうは瀬戸内海。現役時代の子供たちには学校帰りにいつもこの光景があったわけで、うらやましい限りである。 (写真拡大) |
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[11] 廃校からさらに約5分南下すると、県道の左手に「洲鼻」と呼ばれる砂浜が現れた。夏の海水浴によさそうである。 |
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[12] 洲鼻を過ぎると、県道は本浦集落に入って行く。左手の堤防沿いの道路の方が、見た目は立派である。 |
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[13] 集落の中央にある本浦港に差し掛かると、これまた県道の物証としては貴重な存在である「香川県」と書かれたポールが立っていた(写真左端)。ただし、ポールは全区間を通してこの1本だけであった。 |
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[14] そして、本浦集落内を歩くこと約5分、道路は再び路地となり、その路地も行き場を失う状況となった。残念ながら、起点と同様、終点を特定するものも見つけることができなかったが、県道探索はここで終了することにした。 |
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[15] [14]の地点のすぐ先に建っていた民家にて。この写真に写っている以外にも何匹か猫がおり、正に猫屋敷の様相を呈している。 |
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[16] 高台から眺めた本浦集落と瀬戸内海。少しもやがかかっていて、瀬戸内海に浮かぶ島々も霞んでいた。 (写真拡大) |
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